言わずもがな恋の甘さ

もう限界かもしれん。
バイト帰りに信号待ちをしていたら、向かいにカップルがいた。美男美女。とにかく女の子がめっちゃ可愛くって、惚れ惚れしてた、ら、どっかの誰かさんも今あんな風に女の子と過ごしてんのかなあとか、別にあたしがこうやってモヤモヤと悩んだり泣いたりしてても気にも留めへんねやとか、考え始めたらもう止められなかった。なんなの、いったい。答えをもらえないのなら、さっさと次へ踏み出せばいいのかもしれないけれど。何かが足枷になって、動けない。少し、ほんの少しだけど、気になってる人がいる。でも、人に話したらきっと本当に好きになってしまうから、誰にも言えずにいて。本当に好きになってもいいのかさえも、わからない。また人を好きになることすら、怖くなってる。